EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USMを購入した話

 

どうもみなさん、けぷとんです。

 

お元気でしょうか。太陽の光を浴びてますか?

 

私はタイミングがあればなるべく浴びるようにしてます。とは言え最近は暑いし雨ばっかりで億劫になりがちですが(´・ω・`)

 

 

さてさて、今日はカメラのレンズの話です。購入から2ヶ月弱経ち、いろいろと使ってみたのでいろいろと雑に感想を書いてみたいと思います。

 

 

出会いはいつも突然

 

このレンズを最初に見かけたのは今年の5月末。いろんな中古品を扱うお店が地元にあり、何気なくそのカメラコーナーに立ち寄ったところ、このレンズが陳列してありました。


 

 

 

初め、値札を見たときに、EF70-300mm F4.5-5.6 くらいしか商品名が書いてなくて、「普通に70-300mmのズームレンズかあ」と思ってそのままスルーしかけました。しかし、よく見ると広角側の絞り開放がF4.5で、ちょっと見慣れない数値であることに気づきました(安価なズームレンズだとF4始まりがよく見かけるイメージ)。それで、調べてみたら今回の記事のタイトルのレンズであることが分かったというわけです。

 

 

ディスコンになったコンセプト?レンズ

 

このレンズについていろいろ調べてみると、このレンズは2017年に生産中止になっているようでした。現在、これの後継機にあたるレンズはいまだ出ておらず…。また、「DOってなんやねん」と思ってそれについても調べたのですが、光の回折現象を利用して(軸上)色収差を抑えるためのレンズを指すようです(DO = Diffractive Optics: 回折光学素子)。

 

なかなか珍しいレンズだなと思ったので、俄然興味が湧きました。 



買って、使ってみた

 

とりあえず1週間ほど検討し、購入することにしました。


 


 

私が中古ショップで見つけたものは5万円弱でした。ちなみに発売当時の価格は税別で174,000円だったので、それから考えると1/3の値段で購入することができました。しかも前の持ち主の方(?)が2019年にオーバーホールに出していたらしく、きちんと修理票が付属で入っていました。なので、値段以上に状態は良いと思います。

 

他のレンズと比較した場合は以下のようになります。このレンズ、焦点距離の割にはコンパクトな印象です。というか実際すごいコンパクトだと思います。その分、重さは720gということで、ずっしりときます。

 


 

実際に撮った写真はこんな感じです。

 


 


現在使っているCanon EOS Kiss X9iにつけると、センサーサイズの関係で焦点距離はフルサイズ換算で112-480mmとなります。特に望遠端は今まで体験したことのない焦点距離のため、撮れば撮るほど楽しいですね。背景圧縮が凄まじい。

 


 


最短撮影距離は1.4mと長めであまり寄れませんが、遠くのものを捉える用途であればあまり気になりません。



クセが強いんじゃあ〜

 

ふんわり描写

 

描写についてですが、レビューで望遠側の描写の甘さが指摘されているようですが、おそらくそれがこのレンズの癖なのかなと思います。なので、被写体を何にするかでこの特性は武器になると思います。実際、人工物よりも植物や人物が被写体の場合、この甘い描写(というよりもふんわりした描写)は相性が良いと思います。とはいえ、望遠端で被写体が遠い場合は流石に全体的にぼんやりとしてしまいますが、程よい距離の被写体にピントがしっかりと合えば、被写体は結構シャープに、被写界深度の外側はフワッとボケていくので、このレンズでしか出せない画が出てくると思います。

 

まろやかなボケ

 

このレンズのボケは、特に望遠側では、背景の明暗もろともぼんやりとさせるまろやかなボケになります。被写体と背景の距離が離れているほど素晴らしいボケになるので、奥行きのある場所で何気なく撮ると不意に印象的な写真が生成されてビビります(笑)

 

こういうちょっと変わったものは魅力的

 

いろいろ書きましたが、このレンズは他と比べてちょっと変わった特徴を持っていると思います。出てくる画像の質感に関しては、人それぞれ好き嫌いがあるかと思いますが、個人的には好きです。それに、こういう珍しい特徴を持つレンズはすごく魅力的に感じるところがあって、それも購入の動機の一部になりました。DOレンズを用いてるレンズは、EFレンズだと今回のレンズと望遠単焦点のEF400mm F4 DO IS Ⅱ USMくらいしかないようです。また、RFレンズまで範囲を広げると、今月下旬に発売されるやべー単焦点の600mm F11と800mm F11にはDOレンズが使われるとのこと。DOという文字は表記しなくなりましたが、一応この技術は今後も継承され続けるのかなと思います。

 

その他の特徴として、手振れ補正の機能も備わっているので、望遠端でもある程度手振れを抑えることができます。そして、DOと名のつくレンズには緑色のラインがあしらわれているのもユニークな所です。

 

もし中古ショップで見かける機会があれば、ちょっと試し撮りをしてみても良いかもしれません。

 

では、また。


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