裏磐梯に行きました


どうもみなさん、けぷとんです。



間髪を入れずに投稿します。とても珍しいです(?)




先日から友人と旅行に行きまして、つい数日前に帰ってきました。


期間は4/30 - 5/1、つまり、元号を飛び越える旅行です。

場所は、表題の通り、福島県は裏磐梯です。もっと正確に言えば、五色沼周辺です。




今回はその旅行の話です。




WANTED: いい景色




今回、いくつかの候補の中から裏磐梯をチョイスしたのですが、候補の条件の1つに「景色の良いところ」というものがありました。



その訳というのがこれです。






せっかくCanon EOS Kiss X9iを買ったので、景勝地でがっつり写真を撮るということに重きを置こうと思ったわけです。

(ちなみに画像下部にちらっと写ってるのは、BNWの誓いが収録されたウマ箱第4コーナーです)



選ばれたのは、裏磐梯でした。




幼い頃、過去に家族で赴いたことはあったのですが、五色沼とかには行ったことが無かった(もしくは覚えてなかった)ので、この際だから行ってみたいと思ったのもありました。





……お察しかと思いますが、GWのこの2日間に関しては本当に見事な雨模様だったので、雨の中でのエクストリームな撮影も含めてたくさんの写真でお楽しみください。今回載せるほとんどの写真は先ほど紹介したEOS Kiss X9iで撮影したものになります。




初日: 雨と風のハーモニー



都内から、東北新幹線で郡山まで向かい、そこから磐越西線に乗り換えます。



郡山駅からは磐越西線で目的の猪苗代駅へ

猪苗代駅で下車すると、現地にたどり着く前から「まぁ…天気は多分アレだね」という大方の予想を見事に裏切らないそこそこ本降りの雨が出迎えてくれました。


この時既に、傘無しでカメラを向けるのもちょっとアレなくらいの本降り



猪苗代駅は、列車の交換も行う模様



駅前ロータリーは充実の駐車スペースで、混雑時にも対応できそう



昼飯を挟み、送迎バスで30分ほど揺られた後にホテルに到着しチェックイン。今回泊まったホテルは、全国にチェーンを持つ"休暇村 裏磐梯"です。


ホテル前のバス停付近にて。ここでもやはり足元を濡らす本降り…




その後、一応傘を差しながら、ホテル近くのレンゲ沼まで散策と撮影を試みました。


ホテル近くの池っぽいところ。水面に描かれた水紋が本降りの雨を物語っている


みずみずしい木の幹


レンゲ沼。奥には裏磐梯サイトステーションが見える


水も滴るいい松葉



…が、雨風が強くなり、流石にレンズにも雨がつくほどに天候が悪くなってしまったため、ホテルに戻りました…。




散策路は、整地されたオフロードな道と、このような木で組まれた小さな渡で構成されている

水紋の数を見ての通り、雨が強くなってきてしまった…


あと、5月も間近であるものの、この日の裏磐梯は結構寒かったので(最高気温14℃くらいで、雨風で体感的には12℃くらい?)、即刻大浴場にルパンダイブしました。


夕食、朝食はともにバイキングでした。





夕飯の後は、猪苗代地ビールなどのお酒を飲みながら、改元特番を見たり、昔の空耳アワーの映像を見て爆笑したりしていたら令和になっていました。






2日目: いざ散策



2日目、令和最初の朝は見事に天候が回復していました。




これは1日目の時のホテルのフロントの窓からの景色


こっちが2日目の同じ場所。青空も見える



なんとか天気は持ちこたえそうなので、勇んで散策に向かいました。


お気づきかもしれませんが、実は休暇村裏磐梯から五色沼まではそこそこ距離が離れています。そのため、初日に訪れたレンゲ沼周辺の散策路を通り、途中一般道である米沢猪苗代線を抜けて五色沼の方へと向かうルートをとりました。


レンゲ沼と中瀬沼




まずは、レンゲ沼探勝路中瀬沼探勝路を通って、米沢猪苗代線へと向かいます。

その前に、休暇村裏磐梯の外観を一枚…


そして、入り口の看板も一枚…(前日は雨で撮れなかった)

上記の探勝路はこの地図のような位置関係

この日は最高気温が20度以上まで上がるとのことだったので、薄着で歩いていましたが、午前中は割と気温は低めで少しひんやりするような感じでした。歩く分には大変ちょうど良くて個人的にはありがたかったです。



5月に入っても雪が残っており、さすが東北といった感じ



基本的にはこのようなオフロードっぽい道で探勝路は構成されている


そして、続く中瀬沼探勝路では、中瀬沼展望台にて磐梯山を眺めることができます。



手前に中瀬沼、奥に磐梯山



雲が取れると磐梯山の輪郭がはっきりと見える


この中瀬沼は、1888年7月15日に発生した磐梯山の噴火によってできた沼の1つのようです。このあと訪れる五色沼も、この噴火によってできたとのこと。


その後、探勝路を歩き続け、一般道へと向かいます。



前日の雨の影響で、道の所々に水たまりがある



あ  ぶ  な  い


ミズバショウが綺麗に咲いていたのでパシャり



米沢猪苗代線へ出た後は、道路沿いに進み、途中のY字路を左に逸れて五色沼へと向かいます。




無事に米沢猪苗代線へ到着


景観に配慮して看板が焦げ茶色っぽくなっているが、"i"の字にまだ自我がある模様



スピッツファン必見の看板


五色沼へ…




そして、いよいよ五色沼に到着しました。

探勝路はここのURLに記載されているルートで歩きました。今回は裏磐梯ビジターセンター側(リンク先のマップ右側)からのスタートです。


五色沼自然探勝路といって、全長3.6キロ、五色沼の中から大小8つの沼を見ることができる欲張りセットなルートです。一応トレッキングコースですが、アップダウンは少なめで、そんなにガチなやつではないので、気軽に歩いて景色を楽しめるルートだと思います。


ただ、雨が降った後などは、道が濡れてぬかるんでいたり、岩場の部分が滑りやすくなっているなど、多少の注意は必要かと思います。今回がまさにそうで、靴と長ズボンの裾が見事にダメージを受けました(主に泥)。



毘沙門沼



ということでまずは、毘沙門沼です。この探勝路の中でも特に大きな沼の一つです。五色沼に訪れた時点では少し雲が出てきたため、持ちこたえてくれるかどうか微妙なところでした。


右奥にはレストラン五色沼があり、中央を奥に進んでいくと毘沙門沼が姿を見せる




毘沙門沼。エメラルドグリーンの水面がなんとも美しい




手漕ぎボートも利用できるらしい


この毘沙門沼を左手に見ながら、探勝路を進んでいきます。



探勝路が本当に沼の側を通るので、水面の側まで寄ることができる

鯉も泳いでいる。写真では伝わりづらいかもしれないが、透明度が凄まじい


前日の雨で多少湿った探勝路を進んでゆく


ここから先は特別保護区



だいたい20分弱歩くと、このような景色にたどり着きます。


ん?…まだ毘沙門沼!?


なんと、割と歩いたはずなのにまだ毘沙門沼が続いていました。想像以上に広い沼であることをここで体感するのです。



左奥の方にずっと進むと先ほど登場した手漕ぎボートの船着場に続いている


毘沙門沼ですでに広大な五色沼に圧倒されてしまったのですが、探勝路はまだ始まったばかりなのでした…。




赤沼…なのに水面は緑?




続いて見えてきたのが緑色の水面を持つ、赤沼です。「赤沼なのに緑?」という感じですが、名前は、この沼の周辺の木々が鉄錆色になるということに由来するそうです。


全てが緑色というわけではなく、岸の近くは赤褐色が…いやこれは酸化鉄が付着した藻の色だ…!


アルカリ性の水が流れ込む他の沼とは水系が異なり、酸性寄りの水のようです。


心なしか、沼の周りの木々も赤っぽくなっているような気がする


沼の色に負けじと青々と生える植物もたくさん見られます


3色の沼


さらに進んでいくと、色が3色に分かれているなんとも不思議な沼に出会いました。あまりにも綺麗に色が分かれているので、とても驚きました。



手前から緑、赤、青と見事な3色である

ここは深泥沼(midoro pond)という沼です。この素晴らしい水面の色合いから、個人的にこの探勝路の中で特に好きな沼の一つになりました。


しかし、この辺りから雨が降り始めてしまい、しばしカメラは避難させていました。



弁天沼への道


その後、多少雨が上がり始めたタイミングで、再びカメラを取り出して撮影を再開しました。次に目指すのは弁天沼です。



多少流れの速い場所も各所で見られる

小さな段差を右に左に流れていく

木に生えた苔から出てくる新しい芽。こちらはG9X Mark Ⅱの接写パワーで撮影


そして、いよいよ瑠璃色の水面が広がる弁天沼とご対面でございます。こちらには弁天沼を見渡せるちょっとした展望台が設置されていますので、撮影もバッチリです。



展望台から。周りの草木がまだ青々としていない分、瑠璃色がとても際立つ



友人「立  つ  木」



その先のダイジェスト



だいぶ、だいぶ長い記事になりそうなので(もうなってる)、この先は少し駆け足で紹介します。


ほのかに青く染まるるり沼。五色沼の中で最も上流にあり、青い水面の全てはここから始まる


コバルトブルーのグラデーションが美しい青沼

るり沼から青沼へは、高低差のあるいくつかの段差を経て水が流れ込む


この探勝路の終点の柳沼。紅葉の時期に訪れたい


以上、五色沼自然探勝路のゾーンでございました。非常に長いパートでしたが、おつきあいいただきありがとうございました…!!




その後…



柳沼の側にあるバス停「裏磐梯高原駅」からバスで猪苗代駅に戻って、時間まで周辺を散策しました。



裏磐梯高原駅の待合室にて


猪苗代駅に戻ると、山の向こうから雲が迫ってきていた

道の駅猪苗代で、遅めの昼食をとり、お土産を購入



せっかくなので、電車を撮ったり、桜を撮ったりしていました。



磐越西線 会津若松行き


同じく 郡山行き


今年の猪苗代周辺の桜は5月上旬が見ごろだった模様



猪苗代駅を駅の外から…さて、そろそろここを後にする時間である

むすび


初日は天候が悪く、目的の散策があまりできませんでしたが、2日目は大変充実した散策、及び撮影ができたので、個人的には大満足の旅行でした。特に五色沼自然探勝路は、かなり見ごたえのある探勝路であるため、機会があればまた別の季節に訪れたいなと、強く思いました。


今回は、撮影してきた写真を中心に記事を書いてみました。載せた写真はかなりの枚数になり、記事としてはかなり長いものになってしまいましたが、今回の旅行で訪れた場所の良さが少しでも伝わればなと思います。



では、また。

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