Obtain The Future


どうもみなさん、けぷとんです。

2014年9月21日に僕の2ndアルバム「Obtain The Future」がリリースされました。
SoundCloudにて全曲フルで聴けますので、ぜひぜひお立ち寄り下さい。

こちらからどうぞ→ https://soundcloud.com/kepton_e/sets/obtain-the-future


このページでは、2ndアルバムについてのこぼれ話をしようかと思います。

Track List:

1. 跳ねる命
2. You're My Healer*
3. 怪
4. Mysterious World
5. 光のゆれる水面
6. 冷たい夏*
7. Slow, Into The Sorrow
8. Go Ahead Without Tears
9. 二度と戻れない
10. Happy Twilight**
11. わかれみち
12. You're My Healer***

* Album Mix
** Album Version
*** Electric Version


 ジャケットの写真は、木々が両サイドで生い茂るとある細い路地の風景です。
「Keptone」のロゴは、わかめそば氏に制作していただいたものを使用しています。本当にありがとうございます 。かっこいいっす(/・ω・)/


 今回は、前回のアルバムでの制作プロセスを活かして、すべての楽曲をLogicを用いて作りました。実は1stアルバムのうち、数曲はLogicではなく、その下位互換ソフトのGarageBandで制作、完成したものをLogicで最終調整したものだったんです、はい。
 つまり1stアルバムを製作開始する前にも結構曲を作ってて、その中で完成度が高くて気に入ってたものがあったので、それを収録しちゃおうという、そういうわけだったんです(/・ω・)/

 あと、実際に僕が演奏してレコーディングした楽器もあります。が、レコーディングとは言ってもあまり大したものじゃありません。録音機材は手持ちのiPhoneのボイスメモです(笑) そこまで極端に音質が悪いというわけでもなく、むしろ、ちょっと音質が低い感じのほうが曲の雰囲気と合うのではないかと思ったくらいですので、そのまま採用してます。

 製作期間は、だいたい2年くらいです。



1. 跳ねる命

 オリジナルバージョンは最古の曲ですが、アルバム収録の際にアレンジをしました。だいたいサビが跳ねてるところです。イントロのメロディはかなり前から思いついていたので、とりあえず勢いのある曲ということで前につんのめるようなリズムを とともにつくりました。


2. You're My Healer

 オリジナルバージョンは、はじめからミックスダウンまではわずか3日という自身最短記録でした(笑)そのあと、色々と調整したり、別のバージョンを作ってみたりと、オリジナルバージョンができてからの作業のほうが時間をかけちゃいました(^_^;)
 それくらい色々なアレンジが出来るシンプルな曲なわけです。特徴的なリズムシンセがリズム隊と不思議なコラボをします 。ドラムの手数は割りと少ない(はず)です(でもツーバス仕様じゃないと演奏不可能)。音が出る部分と出ない部分の差がはっきりした曲を作ってみたいと兼ねてから構想を練っていたものが、ようやく形になった、そういう次第です。


3. 怪

 楽器の登場、退場で展開が変わっていくタイプの曲でメロディ自体はぐるぐる回っている感じです。あと、雨が降ってます。これは、1つの雨の音を2トラック使って何周もループさせることによって出来てます。物哀しいメロディが単体で浮かんできて、続けようにも他にいいものが浮かばなかったので、インタールードのような感じにしました。そんなメロディと不気味なシンセパッド(風の音っぽい ?)の を感じたあとに、次の曲にすうっと移っていきます。


4. Mysterious World

 このアルバムの中でも軸となってる曲です。雰囲気たっぷりにタイトルのような、不思議で不気味な世界を表現しようと思いました。テーマのメロディをいろいろな楽器で奏でたり、時に静かになったりと、"起伏"とか"メリハリ"も意識してます。前回のアルバムのとある曲に引き続き、ソシャゲの「あやかし百鬼夜行」からインスピレーションを得ています。サウンドエフェクトもたくさん使いました。コード進行は、半音ずつ下がる新しい試みをとりいれてます。意外とドラムのリズムパターンも頑張った。リムショットの音作りを初めてしましたが難しい…。


5.  光のゆれる水面

 自分が水面 (例えばプールとか) に浮かんでる時のことを思いながら作ってみました。ピアノパートは、初めてのガチ手弾きレコーディングしました(笑)使用機材は、前に紹介したKORGのKingKORGのピアノ音源です。自分の弾き方の癖で結構な緩急できてしまい 、logicに取り込んでからのテンポ調整ははなっからやる気がなかったので、シンセストリングスもPCのキーボードにピアノの鍵盤を 割り当てるMIDI機能で力技レコーディングしました(笑)
 エンヤのアルバムを聴くと分かるのですが、歌もの以外にも必ず1曲以上はピアノの独奏もしくはそれに少しストリングス系の音が入るだけのシンプルな曲があって、そういうものを自分でもできないかと考えてやってみたわけです。大変だったけど結構楽しかった(/・ω・)/



6. 冷たい夏

 今までに作った曲の中では結構長い演奏時間の曲です。でもその割には登場する楽器数は少ないです。残響音の余韻をたっぷりと。タイトルだけ見ると「ただの冷夏の曲か…」と思うかもしれませんが、この曲は「凪のあすから」をテレビで見かけて、海のその透き通るような青さを見ていたら、曲が浮かんだのでその勢いのままに作りました。海の中から空を覗く夏、ととらえた方がきっかけ的には合ってるのかも…。
アルバム収録にあたって、ストリングスを追加したり、ミックスを変えたりしました。


7. Slow, Into The Sorrow

 このアルバム中、最もネガティブサイドに位置するもの悲しげな曲です。メインのメロディも複雑なものを作らず、音数もあまり多くないです。イントロのシンセサイザー、メインのメロディ、打ち込みのドラムは、リズムの取り方をなるべく一緒にして 、 グルーヴ感とか出してみちゃったり(/・ω・)/
 ピアノにスポットを当ててつくろうという思いもあって作り始めたのですが、ピアノのマスタリングでのクリッピングノイズ対策が大変で、何週間か悩まされることになりました(笑)


8. Go Ahead Without Tears

 このアルバムの中では一番最後に作った曲です。今回のアルバムはゆったりした曲が意外と多かったので、ひとつ疾走感が感じられるような一曲をつくろうと思い、制作にとりかかりました。アルバム制作も終盤になって、アルバムの流れとかを少しでも意識し始めると、割とアイディアが浮かんでこなくてちょっと大変でした。フライングで入るような感じのサビはあまりやったことがなくて、今回いざやろうとして少し手が進まなくなってしまったのを覚えてます(笑)
イメージとしては「抜錨→からの出撃」です。艦これの世界観からインスピレーションをもらいました。イントロのメロディがピアノ…なんというオシャンティー。
最後はドラムも激しくなります。ボルテージマックスでございます。ヽ(゚∀。)ノ


9. 二度と戻れない

 ピアノとストリングス。これだけ。しかしこれだけでこの曲は成り立っているのです。昔の自分を思い出しながら、そしてこれからのことを考えながら、まったり作りました。最初から最後までピアノが主体の曲は、実はほとんど作ったことがなく、和音やメロディの響き方なんかを、手探りで確認しながら作り上げていきました。ストリングスはクライマックスを除いては終始控えめで、この曲に奥行きを与えています。


10. Happy Twilight

 Apple Loopsを切り貼りして曲を作り上げるという、昔の自分を思い出す一曲です。ハッピーな、幸せな黄昏って、なかなか巡り会えないと思うんです。いつも何かに追われてる事のほうが多いので、何も考えずに夕焼けの綺麗さを味わっていたい、そんな願望が曲に昇華されていったんだと今では思います(笑) これ、トランス系の曲なのか、それともエレクトロニクス系の曲なのか、自分でもよくわからないです(´・ω・`)


11. わかれみち

 アルバムを締めくくるのにふさわしい曲にしました。タイトルの「わかれみち」というのは、「さよなら」ではなくて「じゃあね、また明日」的な意味です。 なのでどちらかという曲とポジティブな方向性なのですが、サビの出だしあたりは、ちょっと悲しい雰囲気かもしれません。 分かれ道で別れて一人になった時に、ふと感じる孤独感を表現してます。ですがちゃんと、最後はメジャーコードで終わります。また明日、会えるから…(/・ω・)/


12. You're My Healer (Electric Version)

 You're My Healerのロック風アレンジです。でも楽器そのものはシンセサイザー音源ばっかりです(笑) リズムギター担当のシンセの左右のチャンネルを変えてみたり、シンセベースに歪みを加えてみたり、色々と遊んでます_(_^_)_ 一味違うYou're My Healerをお楽しみ下さいませ(・∀・)




こんなかんじのラインナップになってます。どうぞ、上記のアドレスからサイトに立ち寄って、聴いてみてくださいませ…。



では、また。

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