秋田旅行に行きました


どうもみなさん、けぷとんです。



なんか、あれよあれよという間に夏があっけなく終わってしまった感じがします。終わってしまうとそれはそれでちょっと物足りないような気もしますが、今年の夏は結構強烈に体調を崩しにかかってきてたので、終わってホッとしているところです。

さて、秋が深まってきた最高のタイミングで、先日、学生時代の友人たちと二泊三日で旅行に行ってきました。場所は秋田の田沢湖周辺でございます。


右側にはみんなご存知辰子像のイラストが鎮座


バスで山の奥へ…


昼頃に秋田新幹線で田沢湖駅へたどり着いたのち、昼食を挟んですぐさまバスに乗車ァ!!しました。田沢湖駅周辺は多少車の通りもあり、建物もそこそこあったのですが、バスで10分も走っていると見渡す限りの草原、森林、そして高々とそびえる山々が視界を占めるようになっていきました。


バスの車窓から見えた鎧畑発電所


そこから少し先に行くと、湖面の色が素敵な秋扇湖に遭遇

果てしなく目に優しい風景をまったりと眺めながら1時間ないし1時間半ほどバスに揺られたのち、宿泊先の旅館である新玉川温泉に到着しました。


右側に新玉川温泉のエントランスへの入り口が写っている


全国的に有名な温泉地として玉川温泉がありますが、新玉川温泉共々、同じ源泉からお湯をひいているらしく、効能は同じらしいです。事実、両者は地理的にも近い距離にありますし。玉川温泉はガチ湯治、新玉川温泉は温泉旅館といった感じでしょうか。


今回は初めから「温泉に入りに行く旅行」っていうのが決まってたので、迷わず新玉川温泉の方を選択することになりました。ちなみに、玉川温泉は強酸泉として有名なわけですが、気になった方は"PH1.2"でググってみるとすぐにヒットすると思います。なんか、胃液と同じくらいに高い酸性度だということで、普通に考えてもすごいですよね…。


温泉と旅館


ウェブサイトの口コミでもなかなか評価の高い旅館だったのでワクワクしていました。入ってみるとモダンで綺麗な内装にほのかに木造のいい匂いがするエントランスロビーが出迎えてくれました。もうその時点で、期待を大きく上回るほど、素晴らしい旅館だということがすぐにわかりました。


(…ロビーと部屋の(ブログで使えそうな)写真を撮るのを忘れた時の顔をしている)


連休だったこともあって、ロビーには大勢の宿泊客で大賑わいでした。ざっと見渡してみると、ご年配の方が多く、自分らのような20代そこそこの方が全然いないなぁという印象でした。湯治と宿泊が両立できるため、(自分たちも含めて)遠方から来てる人が多いかなと思います。


部屋も和室10畳の4人部屋だったのですが、窓の外には一面の緑(というか少し離れたところから雑木林)が広がっていて、心安らぐ空間でした。都会にそびえ立つ無機物な建物たちとは全く無縁の風景がそこにありました。


部屋の窓の外はこんな景色でした
緑がいっぱい


夕食(&朝食)はバイキング形式で、どれを食べても美味しくて最高でした。まず飯がうまいっ(AKITA-KOMACHI)。そして比内地鶏の入ったミニラーメンがうまいっ。特筆すべきは夕食のしゃぶしゃぶコーナ(と、勝手に名付けた)で、初日は豚肉、二日目はハマチの刺身をそれぞれしゃぶしゃぶできるようになっていて、おかわりをひたすらリピートしてました(笑)




大浴場は、前述の強酸泉を大々的にフィーチャーした構成になっていました。特徴的なのは、強酸泉である源泉の含まれる割合によって湯船が別れているところで、源泉50%の湯船は温度やバブルの有無でさらに細分化されていました。また、打たせ湯やウォーキングできる湯船、弱酸性湯(ビオレ感すごい)、温度低めなサウナ、蒸気のこもった木箱の中に入って顔だけ出すタイプの蒸し風呂など、湯船はかなりバラエティに富んでいました。それに加えて、源泉50%のお湯を使用した露天風呂もあり、こちらは今年の9月にリニューアルされたばかりで、グッドタイミングな時期に入ることができました。

大浴場の内装は、基本的に木造が中心となっていて、一部は床にも木材が使われていました。木の香りと温泉の香りが混じった少し独特の香りがしました(そこまで気にはならない)。明かりもぼんやりとした感じで、夜訪れると幻想的な感じになってました。


肝心の温泉に浸かった体感ですが、あれです、「傷口が疼く(物理)」です。まずは源泉50%から入ってみたのですが、その時点でもちょっと傷口がピリピリするような感覚がありました(手の指先にひび割れが少しあった)。「おや?」ってなったのですが、その後、満を時して源泉100%の湯船に浸かると、その傷口にヒリヒリとしみるような痛みが走りました。痛すぎて浸かってられないという訳ではないですが、そこそこ感じ取れる痛みがあったので、さすが強酸泉という感じでした。こういった感覚はなかなか体験できないので自分としてはすごい楽しかったです。


八幡平で見渡す果てしない青


二日目は岩手との県境にある八幡平(Hachimantai)にバスで 向かいました。


バスの一番前の席に乗ったので全面展望を全力で楽しんでいる図


冬季は雪の回廊で有名な八幡平アスピーテライン
八幡平が"アスピーテ(楯状火山)"だということから名付けられたらしい
(なお近年、実は成層火山だった説が有力の模様)


頂上付近まではバスで行けるので、そこから20分くらい登って頂上に到着しました。さすがに標高が高いため、この時期の昼間としてはかなり涼しい感じでした(風が吹くとむしろ寒いくらい)。


しかし、頂上とはいえ、とても平坦で、頂上に台地が乗っかっているという感じだったので、なんとも不思議な感覚を覚えました。頂上までの道のりもそこまできつくなかったため、到着した時点でもまだ元気で、時間にも余裕があったため、その後は、まったり頂上を散策ということになりました。


少し歩くと、眼下に雄大な八幡沼が広がっていて、見事に快晴だった空の青とはまた違った青が大変素晴らしかったです。


雑木林の中に広がる八幡沼と空の果てしない青


他にも、岸の近くと沼の中心付近で色が違って見えるガマ沼(ツイートの2枚目)、鏡沼など、少し歩くたびにそれはそれは素敵な風景に出会うことができました。




紅葉が始まりつつある木々と水面の色とのコントラストが見事な鏡沼


バス停近くの展望台からも雄大な山々が一望できる


その日の夜は最高の夕食と最高の温泉、そして田沢湖ビールを片手にワイワイやっておりました。

ガチ湯治ゾーンな玉川温泉へ


最終日は、新玉川温泉をチェックアウトしたのちに、ガチ湯治な玉川温泉を訪れました。玉川温泉の周辺には、源泉の周辺を観光できるような道が整備されてたり、ゴザを敷いて岩盤浴ができたりなど、温泉以外も楽しめる場所でした。


中央奥から右端へと源泉が流れているその側を歩いて観光することができる


途中までの観光ルートを高台から見下ろした状態
中央左付近では終始火山性ガスが吹き出し続けており、その脇を通り抜けていく
付近は轟音と硫黄の匂いが漂い、あちこちに硫黄の結晶がある


近くには玉川薬師神社がある


そして、こちら元祖の方の玉川温泉にも入浴したのですが、心なしか温泉成分が濃いような気がしました(傷口の沁み具合的な意味で)。ちなみに、浴場の内装や設備が、新玉川温泉と共通する部分がたくさんあったので、新玉川温泉の玉川温泉リスペクト感がひしひしと伝わってきました。

あと、近くの売店で秋刀魚の炭火焼を敢行しててめっちゃ美味しそうでした(ちょうど秋刀魚フェアみたいなことをやってたらしい)。


田沢湖でトンボを撮りまくる


昼飯も兼ねて、ラストは田沢湖を訪れました。パッと見た感じ、海に来たのかな?と錯覚してしまうような風景が広がっていて不思議な感覚を覚えました。遠くに見える山々とその上を漂う雲がとても幻想的でした。


ここだけ見ると本当に海岸に来たような錯覚を覚える


ボートでしばしの旅に出る友人たち


そして、ボート乗り場の周辺にはトンボがたくさん飛んでいて、もう秋が始まったんだなということを改めて実感しました。しかも手すりとかによく止まってくれるようで、成り行きでトンボ撮影大会が始まりました。

自分ももちろん例に漏れず、自前のコンパクトデジカメのポテンシャルが遺憾無く発揮された写真を撮りまくってました。


そんなトンボ撮影大会での個人的ベストショット


これはトンボとは関係ないが、誰かが柵に乗せて放置していたちくわ


そして、お土産を購入しつつ、無事に家まで帰ってきました。

そんなこんなで、非常に、非常に充実した旅行になりました。温泉にたくさん入れたし、目を見張るような素晴らしい景色にたくさんであえたし、美味しいご飯がたくさん食べられたということで、旅行の素晴らしさが全て凝縮されていたように思います。


Welcome to ようこそ田沢湖



20代の旅行客が自分たち以外に全然いませんでしたが、新玉川温泉はめっちゃオススメだと思います。掛け値無しで本当に良い旅館だと思います。あと天気が良ければ、八幡平もめっちゃオススメです。そんな感じです。

終わりに…


新幹線名物をご紹介して終わりにしたいと思います。




では、また。

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